七世紀の日本書紀の巻分類の事例 II
国立天文台報, 15巻, 73 - 94, 2013年4月 (谷川清隆, 渡辺瑞穂子)


論文I[1]において、筆者らは七世紀の日本書紀の9巻を地の巻、天の巻、泰の巻 へ分類し、その分類を地・天・泰分類と呼んだ。本論文では、分類に合致する 「ことば」を広く七世紀を対象とする日本書紀内で探索した。系統的にするために、 「ことば」を5個の分野に分類した。その分野は、「天象・気象・地象」、 「宗教」、「官職・役職」、「度量衡」、および分類できなかった 「雑」である。41個のことばが分類に合致した。 結果は表の形で本文に示した。調査した「ことば」を含む文章は、 日本書紀の巻、年月日とともに補遺に表にして記載したので参考にしてほしい。

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