1.はじめに
インターネットにおいても初期には情報の流れは一方的であり、サーバーからクライアントへと限られてきた。たとえばWWW(WorldWide
Web)上ではクライアントであるブラウザーはサーバーが発信する情報を表示するという役割しか与えられてこなかった。しかし、これはインターネットがおおむね研究者などの利用に限られていた時期には十分な機能であったが、一般のインターネットの利用者が爆発的に増大し、ネット上の商店、銀行など商業利用が広がるとともに、クライアントからの働きかけによってサーバーのデータベースの検索や情報の更新をおこなうことが普及してきた。これはインターネットの情報の流れの双方向化への発展を意味しており、より能動的にネットワークを利用する形態が開かれてきたといえよう。
大学の教育研究にインターネットを利用する場合もこれは例外ではなく、情報の双方向性を生かした取り組みが行われるようになってきた。ここでは、新潟大学教育人間科学部で開発したシラバスの収集・公開システムを例に取り、その実現方法を解説するとともに、現状の問題点・発展方向などをまとめてみることにする。
教育人間科学部(当時教育学部)では、1996年度の冊子体のシラバス作成開始と同時にWWWによる、シラバス(講義摘要書)の公開をおこなってきたが、1998年度からはこの情報の発信機能に加えて、シラバスの作成、収集にWWWを用いるシステムを独力で開発し採用した。
2.前史
本学部でこのような取り組みが行われるようになったきっかけは、1996年度から作成された冊子体のシラバスのもつ問題点とそれを補うWWW上の文書の利点である。
(1)費用の問題から全体を学生各自に配布する事が困難であること。
(2)現在、シラバスは全体を網羅した冊子でしか作成されないが、本来、これは個別の授業担当者が、受講の意志を持った学生に毎回の授業の準備しておく事項、予定されている既修事項などを説明した文書であるはずで[1]、学生の受講の選択に役立つキーワード検索や参照機能をもつWWW上での文書の方がこのシラバス本来の機能を発揮しうると考えられること。
(3)また広く本学部の講義の概要を学部外さらに大学外に知らせることは大学の講義の改善(Faculty
Development)に有意義であると考えられること。
まずこの間の経過を振り返って見る。初年度は、シラバスの原稿はワープロ専用機、パソコンのワープロソフトを用いて作成し紙出力とともにフロッピーディスクで入稿することとされた。非常に多種類のワープロ専用機、ワープロソフトが用いられたために紙出力を冊子体シラバスの原稿とせざるを得ない事態となった。また、提出された計算機可読形式のデータもホームページに作成するためにテキストファイルに変換されなければならないが、3.5インチフロッピーディスク以外のものが含まれていたり、ソフト的に変換できないものが多数混じっており、ホームページに掲載された講義摘要の数は冊子体のそれの半数程度であった。
次年度は、この事態を検討し、紙出力をスキャナーで画像データとして取り込みそれをgifフォーマットの画像データのままホームページ化する手法をとった。これによりホームページへの掲載率は高まったが認知性に劣るとともに、WWWブラウザー側で加工・利用することができない(計算機可読性で劣る)など明らかにその場しのぎのものであった。(この問題は1998年度授業担当者がフォームへ直接入力しようとして前年の文章を自分のシラバスのページから写し取ろうとしてできなかったことから顕在化した。)
これらの問題を解決しHTML(HyperText
Markup Language)[2]を用いて書かれたホームページを(1)外部委託などの新たな予算と人手を掛けないで、(2)各授業担当者にHTMLの知識を全く要求せず作成するには、フォーム形式の「シラバス入力画面」を作成し、CGI(Common
Gateway Interface詳説は次節)を用いて、シラバスをその上で作成する方法以外にはないことが明らかとなった。そこで1998年度シラバスの作成(1997年12月)では、授業担当者がホームページ上であらかじめ準備されている選択肢から該当するものをえらび、フォームの空欄に必要な文章を記入することでHTMLで書かれたシラバスを完成させ、電子メールを用いて提出する方式を採用した。さらに1999年度には、前年度の文章を参照し必要な変更を加えるだけで作成できるようにPerl言語を用いるものに改良を行った。1998年度からは冊子体シラバスの原稿の大多数はこのシステムを通じて収集された文書を印刷したものが用いられている。ここで紹介するシラバスの収集・公開システムは、httpサーバのCGI機能を用いて実現されている。次の章で、CGIの簡単な説明を実例とともに述べる。
3.CGIによるシラバスの作成・収集システムの概要
図1が1998年度の教育人間科学部専門科目シラバス作成に用いられたページである。学期、単位、対象学部(これは本学部が改組中で二通りのカリキュラムが並存していたことによる)を選択し、担当教員名、授業科目名、科目の概要、授業計画、使用テキスト、参考文献に記入し、出来上がりを見るのボタンを押すことによって、出来上がりページが現れる(図2)。各授業担当者は出来上がりを確認し、必要ならブラウザの前に戻るボタンを押してこのページに戻り、納得ができるまで修正を加えた後、学務係へ提出のボタンを押すだけでシラバスが完成する。
このフォームは図3に示すHTMLを用いたテキストで書かれている。多肢選択となっている部分は、<INPUT
TYPE=RADIO…>と書かれているラジオボタン(学期と対象学部)と<SELECT NAME=…>でかかれているプルダウンメニュー(単位)を用いている。いずれも択一の項目を選ぶのに適した形式である。また記述式になっている部分は、1行のテキスト入力(担当教員名と授業科目名)には<INPUT
TYPE=TEXT…>、複数行のテキスト入力(科目の概要、授業計画、使用テキストおよび参考文献)には<TEXT
AREA …>を用いている。
CGIとは、このようにしてブラウザー上で入力、編集されたデータをサーバに送りサーバー上のプログラム(C-シェル、B-シェルやPerlのスクリプト(CGIスクリプトと総称する)、CやPascalなどで書かれコンパイルされたサーバ上で実行可能のプログラム(CGIプログラムと呼ぶ)のこと)を呼び出すことによって処理をさせる仕組みをいう。その結果はサーバー上のデータを変更するだけの場合もあり得るが、プログラムは通常ブラウザーへ何らかの出力(たとえば出来上がりを見るためにブラウザーにHTMLを用いて書かれた文書を送るように)を伴うように書かれていることが多い。
CGIがどのように働くかを簡単に見てみると、このフォームに記述した後でリセットする以外のボタンを押した場合は、<INPUT
TYPE=SUBMIT…>で規定されているNAMEフィールドに、シラバスを最後に提出する場合はActionを、そうではなくHTMLでマークアップされた文書の出来上がりをみるだけなら、なにも指定しないでサーバへデータを転送する。こうするとCGIの規格では、各入力のNAMEフィールドに指定された名前とデータが対になってサーバーへ送られることになっている。たとえば、&Name=大石内蔵助&Title=近世日本政治史&Sem=通年&Unit=4&Fac=1…のように一連のデータとしてサーバーへ渡される。このシラバス作成システムでは、サーバーはこのデータからHTMLで書かれたシラバスを作成し(整形し)送り返すことを行う。ここではそれを2段階で行っている。まず第1段階はuncgiプログラムによって行われる。この一連のデータは、uncgiプログラムに渡され、このプログラムによって環境変数WWW_Nameに大石内蔵助を、おなじくWWW_Titleに近世日本政治史を格納するように切り分けられる。次に、このuncgiプログラムはこれらの環境変数の値を保ったままUnixのB-シェルのスクリプトであるsyllabus_sjis.html
を呼び出す。どのプログラムを呼び出すかは<form method=post action="/cgi-bin/uncgi/syllabus_sjis.html">に記述されている。
次にシェルスクリプトsyllabus_sjis.html(図4)では、もしActionというフィールドに値が設定されていない場合、"X$WWW_Action"
= "X" は真となるのでthen以下が実行されcontent-type: text/htmlの後の行に目的となるHTMLで書かれた清書されたホームページが現れるようにプログラムが書かれている[3]。一方Actionというフィールドに値が設定されているとelse以下が実行される。このelse以下は前とほとんど同じなので図4には示していないが、echoの出力をリダイレクトすることによって一時的なファイル$TMPEにこれを書き出し、これを/usr/ucb/mailでシラバス収集用電子メールアドレスに送付している。
この方式を導入するに当たっては、学務第一係によって作成された詳細な説明文書が配られたのみならず、その説明会が開催された。WWW上でデータベースの検索など同様の手法がひろく行われるようになって定着してきていたので、授業担当者の大勢は大きな問題なく使いこなせるがわかった。この結果、決まったフォーマットの文書を多数から収集する方法としてはフォームとCGIを用いた方法は作成者にとって簡便であるのみならず、編集者にとっても細かな字数の指定などを各授業担当者に周知徹底する必要もなく一定のレベルの文書を収集できるので、その作業量を減少させることができることを周知した。ただしこの説明会席上、細かな出来上がりの指定を希望する授業担当者もいたが、その方にはHTMLのタグについての知識を習得する必要があるむねを納得していただき、全体には強制的な行換えである<br>のみを周知するにとどめた。
これを運用する中でいくつかの問題点も明らかとなった。たとえば(1)あとから間違いに気づくたびにメールで提出するため、同一の授業に対する複数の原稿が担当者に送られ整理に手間取った。(2)ブラウザーの種類やバージョンによって出来あがりに微妙な差を生じた。これは各授業担当者がブラウザーで印刷したものを冊子体の原稿としようとした場合に問題となった。たとえばNetscape
Navigatorでウインドウズ版とマッキントッシュ版で刷り上がりの幅が違うことなどである。(3)また当然のことであるがNetscape
Navigator2.0など初期のブラウザーでは対応しないHTMLのタグが存在し入力に不都合が生じた。(4)またごく少数だがプロキシーを利用していたユーザがあり、修正した点が「出来上がりを見る」で確認したら直っていないという質問などがあった。
4.Perlを用いたシラバス作成・収集システム
1999年度版は、1998年度版で軌道に乗ったCGIを用いたシラバス作成・収集システムを、前年度版の書き換えでシラバスが作成できるように改良すること。また電子メールを介することなくシラバスを直接サーバーのディスクに蓄積することができるように改良することに取り組んだ。
CGIは、C-シェルなどの標準入力と標準出力が備わったものであれば、どのようなスクリプトで書いても構わないが、1999年度版はPerl言語を用いてシラバス収集システムを作成しなおした。これを用いたおもな理由は、Perl言語が文字列を扱う処理に対して非常に柔軟性が高いからである。1999年度版の改良点は前年度提出されたHTML形式で書かれたシラバスの原稿ファイル(例を図5に示す)を再利用できるようにすることであり、そのためには、これらのファイルの中に文字列として格納されている必要な情報(授業科目名、担当教員名など)を抽出し加工する必要があった。それを容易に行うためには、強力な正規表現を備えており、テキスト処理が柔軟に行えるPerl言語を用いる必要があった。
4.1 方法の概略
1999年度のシラバス作成は前年度に作成したシラバスを利用する場合と新規に作成する場合があることを考慮して、まず利用者に既存のシラバスを修正するか、あるいは新規作成か、を選択させることとした。
新規作成においては学期、単位、対象学部は選択、担当教員名、授業科目名、科目の概要、授業計画、使用テキスト、参考文献はそれぞれ記入してもらうという1998年度版シラバス作成と同じ手順をふんでもらった。出来上がりを見るのボタンを押すことによって出来上がりが確認できるのも同様である。1998年度版との大きな違いは学務係に提出するのボタンでシラバス編集用電子メールアドレスに送付するのではなく、サーバー上の特定の領域へ一連のファイル名をつけた上でHTML形式の文書として保存されるようになっている点である。
次に既存のシラバスを修正して1999年度のシラバスを作成する場合は、まず、どの前年度シラバスを利用するかどうかを参考とする科目(講義)番号を入力してもらうことによって指定する。これによって、すでにHTML形式の文書となっている前年度シラバスのファイルから必要な項目のデータを読みとり、これをフォーム上に既定値として入力あるいは選択された状態として出てくる(図6)ようにした。この方法により、各項目については修正が必要なところだけを直すことによって容易にシラバスの作成が行えるようになった。後は出来上がりを見るのボタンを押して確認した上で、学務係に提出するのボタンによってサーバー上の特定の領域へHTML形式の文書として保存されるのは新規作成の場合と同じである。ただ、新規作成の場合と違って、前年度のシラバスと同じ名前で保存することになるので保存するディレクトリを変えておくことで前年度のシラバスが失われることを防いでいる。
4.2 情報の抽出方法
次に、前年度提出原稿から必要な情報(授業科目名、担当教員名など)を抽出する方法について説明する。図5のようにHTML形式のシラバスでは、例えば授業科目名(この場合は情報教育論)は表組の要素として以下のような形式で格納されている。
<TDWIDTH=36%
VALIGN=TOP>情報教育</TD>
これを、以下のようなPerlスクリプトを用いて必要な情報を抽出した。
if($line=~
m/<TD WIDTH=36% VALIGN=TOP>.*<\/TD>/){
$kamoku=
$line;
$kamoku=~
s/<TD WIDTH=30% VALIGN=TOP>//;
$kamoku=~
s/<\/TD>//;
}
まず、一行目のif文では、ファイル内から<TD
WIDTH=36% VALIGN=TOP>と</TD>に挟まれている構造を検索することによって、科目名が含まれている行を探し出す。もし見つかれば二行目によってその文字列は文字変数
$kamoku に格納する。さらに、三行目、四行目の処理により情報として不必要であるHTMLのタグ<TD
WIDTH=36% VALIGN=TOP>と</TD>を削除する。これらの処理によって文字変数
$kamokuには「情報教育」という文字列だけが含まれることになる。検索のキーを適当に変えることによって、同じ方法で担当教官名、科目の概要などの情報を前年度提出された原稿から取り出すことができる。抽出された担当教官名、科目の概要などの情報は(図6)のようにフォーム内の各フィールドに読み出され、前年に提出したものが修正できるようになっている。
修正されたシラバスのサーバーへの保存は次のようにしておこなった。
if($gakubu=~
m/教育学部/){
open(IN,">/home1/_syllabus/public_html/99/99_ed/$number.htm");
}elsif($gakubu=
m/教育人間科学部/){
open(IN,">/home1/_syllabus/public_html/99/99_hse/$number.htm");
}
print
IN"<!-- $name $kamoku $gakubu -->\n";
print
IN"<HTML><HEAD>\n;
一行目の
if 文によって学部名(教育学部or教育人間科学部)を見極め、サーバーの教育学部用あるいは教育人間科学部用で違うディレクトリ(この場合は、それぞれ/home1/_syllabus/public_html/99/99_ed、/home1/_syllabus/public_html/99/99_hse)に$number.htmという名前のファイルを作成する。$numberには抽出してきた前年度シラバスの講義(科目)番号が入っているのでファイル名は講義番号.htmとなる。以降print
IN文によって抽出と逆にHTML形式とするためにHTMLタグを加えていきながら各項目のデータをこのファイルに書き出していくことでHTML形式の文書を作成してゆく。
4.3 評価
昨年度の授業内容を検討し学生の反応も検討し問題点を補いながら授業内容の改良を進めるという立場からは、ベースとなる既存のシラバスの内容を用いて新シラバスが作成できるという1999年度版シラバス収集システムは、前年度のシステムに比べて使いやすくなったという評価をえた。前年度のメールによる収集では、ファイル名と内容の対応付けがされておらず、手作業で内容を確認した上で科目(講義)番号をファイル名につけ直す必要があったが、今年度はサーバー上にファイル名を科目(講義)番号としたHTML形式で収集されたので、そのままシラバスのホームページからのリンク付けの作業が可能になった。このようにシラバスを収集してからWWWサーバー上で公開するまでの作業量という点でも大きく省力化が図られた。
しかし、依然問題点として、(1)ブラウザの種類やバージョンによって出来上がりに微妙な差が生じる件について解決できていないこと。(2)一部のユーザではまだWWWの利用ができずにフロッピーディスクによる原稿の提出となっているため完全にWWWからのみのシラバス収集とはなっていない、という点が残されている。
また、提出されたシラバスの校正を現在はエディター等で行っているが、サーバーとのファイルの送受信や漢字コードの修正等、非常に手間がかかるので、シラバス作成用のフォームと同形式の校正用フォームを作成し、サーバー上のファイルを直接取り込み出来上がりを確認しながら校正できるようにすると効率的になると考えている。
5.まとめ
1998年から学部で取り組んできたWWWを用いたシラバスの収集システムについて述べてきた。CgiとPerlを用いるこの方法は
(1)特別なデータベースを利用するためのサーバーを必要とせず、標準的なWWWサーバーのみで簡易に実現できる。
(2)大多数のユーザにとって、特別の訓練を経なくてもブラウザーの基本的操作にのみ習熟していれば容易に操作が可能である。
(3)書式はサーバーに準備したcgiスクリプトの内容を変更することによって容易に変更することができ、あらたな項目なども容易に加えることができる。
といった特徴を持っている。
我々は、インターネット上で閲覧可能なシラバスをどう作成するかという立場から、手作業によるHTML文書化、スキャナーによって取り込んだ画像データの張り付けという手法を経て、CGIとPerlによるフォーム形式の収集・HTML文書化システムにたどり着いた。しかしながら、こうして集められたHTML形式の文書は、WWW上で公開されているのみならず、現在では冊子体シラバスの原稿の役割も果たしている。
近年、大学においては多数の文書を短期間に作成することを要求される場合が増えている。そして、後処理の関係で、1行の文字数1ページの行数などの細かな書式を守り、テキストファイルとして提供せよといった、内容の質とは無関係なめんどうな条件が科されている場合が多い(ここで取り上げた冊子体シラバス原稿などもその代表例である)。しかし、ここでわかったように、中身以外のこれらの問題については、cgiプログラムを利用することによって、文書作成者からは見えない形にすることができ、文書の作成依頼者は好みの書式情報などを共通して付加することができる。文書の作成者はその中身についてだけ注意を集中すればよく、計算機可読形式での提出にともなっていたよけいな手間から逃れることができたことになる。
非常に多数の文書を、均質な書式の計算機可読形式で収集するシステムとして、このシラバスの収集・公開システムは成功したものといえよう。
謝辞
このプロジェクトに参加し、我々を励ましていただいた学部のみなさん、学生のみなさんに感謝します。小林昭三さんは我々にこのプロジェクトを始める契機を与えてくれました。佐藤昭裕さんは学務第1係でたくさんの実践的なアドバイスを我々に与えてくれました。そして、このプロジェクトには浅野文美さん、斉藤和幸くん、三枝寛康くんといった学生のみなさんのたくさんの手助けがありました。聞いたこともない名前のワープロで作成された文書のコンバート、冊子体シラバスのスキャナーでの全文書読みとり、何百通というメールを読んではファイル名をつけ直したり、漢字コードを変換したりしていただきました。
図1.初めて作成したシラバス作成用のホームページ
|
図2出来上がりの予想図
|
図3 図1のフォームのためのソース(HTMLを使って書かれたテキスト)
<head>
<title>registration
form</title>
</head>
<body
bgcolor="#ffffcc">
<center><h1>シラバス作成ホームページ<br>(日本語オンライン版)<font
color=#008888>Windows用</font></h1>
</center>
<font
size=4>
<ul>
<li>オンラインでシラバスを作成します。
<li><a
href=formM.html>マッキントシュ利用者はこちらへ</a>(印刷して枠が用紙より広がってしまった方はこちらへ)
<li>期限1998年1月
日
</ul>
<form
method=post action="/cgi-bin/uncgi/syllabus_sjis.html">
<hr>
<p>担当教員名:<input
type=text name="Name"></p>
<p>授業科目名:<input
type=text name="Title"></p>
学期:<input
type=radio name="Sem" value="通年"checked>通年
<input
type=radio name="Sem" value="1期" >1期
<input
type=radio name="Sem" value="2期" >2期
<input
type=radio name="Sem" value="集中" >集中</p>
<p>単位<SELECT
NAME="Unit">
<OPTION
VALUE="1">1
<OPTION
VALUE="2">2
<OPTION
VALUE="4">4
<OPTION
VALUE="6">6
</SELECT>
対象学部
<input type=radio name="Fac" value="1" checked>教育人間科学部
<input
type=radio name="Fac" value="2">教育学部
</p>
<p>科目の概要<br>
<textarea
rows="8" cols="72" wrap="soft" name="Abstract"></textarea><br>
改行する場合は<
BR> を行末につけて下さい。
</p>
<p>授業計画<br>
<textarea
rows="8" cols="72" wrap="soft" name="Schedule"></textarea>
</p>
<p>使用テキスト<br><textarea
rows="3" cols="48" wrap="soft" name="Textbook"></textarea>
</p>
<p>参考文献<br><textarea
rows="3" cols="48" wrap="soft" name="Reference"></textarea>
</p>
<p><input
type=submit value="出来上がりを見る"><input type=submitname=Action
value="学務係に提出する"><input type="reset" value="リセットする"></p>
</form>
<hr>
(協力)教育学部情報処理・ネットワーク委員会
</font>
</body>
</html>
PATH=/usr/local/httpd/cgi-bin:/usr/local/bin:$PATH
#
#TEST
# (Actionが無指定の場合は画面にシラバスを出力)
if
[ "X$WWW_Action" = "X" ] ; then
echo
content-type: text/html
echo
""
echo
"<html><head>"
echo
"<title>シラバス原稿</title>" | nkf -s
echo
"</head><body bgcolor=#00aaaa>"
echo
"<center>"
echo
"<TABLE BORDER CELLSPACING=1 CELLPADDING=6 WIDTH=636>"
echo
"<TR><TD WIDTH="17%" VALIGN="TOP">"
echo
"<FONT FACE="平成明朝W3" LANG="JA"><P ALIGN="JUSTIFY">科目番号</FONT></TD>"
|
nkf -s
echo
"<TD WIDTH="36%" VALIGN="TOP">"
echo
"<FONT FACE="平成明朝W3" LANG="JA"><P ALIGN="JUSTIFY">授業科目</FONT></TD>"
|
nkf -s
echo
"<TD WIDTH="8%" VALIGN="TOP">"
echo
"<FONT FACE="平成明朝W3" LANG="JA"><P ALIGN="JUSTIFY">単位</FONT></TD>"
| n
kf
-s
echo
"<TD WIDTH="8%" VALIGN="TOP">"
echo
"<FONT FACE="平成明朝W3" LANG="JA"><P ALIGN="JUSTIFY">学期</FONT></TD>"
| n
kf
-s
echo
"<TD WIDTH="30%" VALIGN="TOP">"
echo
"<FONT FACE="平成明朝W3" LANG="JA"><P ALIGN="JUSTIFY">担当教員</FONT></TD>"
|
nkf -s
echo
"</TR>"
echo
"<TR><TD WIDTH="17%" VALIGN="TOP">Number</TD>" |nkf -s
echo
"<TD WIDTH="36%" VALIGN="TOP">$WWW_Title</TD>" |nkf -s
echo
"<TD WIDTH="8%" VALIGN="TOP">$WWW_Unit</TD>"|nkf
-s
echo
"<TD WIDTH="8%" VALIGN="TOP">$WWW_Sem</TD>"|nkf
-s
echo
"<TD WIDTH="30%" VALIGN="TOP">$WWW_Name</TD>"|nkf
-s
echo
"</TR>"
echo
"</TABLE>"
echo
""
echo
"<FONT FACE="平成明朝W3" LANG="JA"> <P ALIGN="JUSTIFY"></P>"
| nkf -s
echo
"<P ALIGN="JUSTIFY"> </P></FONT>" | nkf -s
echo
"<FONT FACE="平成明朝W3" LANG="JA"><P ALIGN="JUSTIFY"> </P></FONT></BODY>"
|
nkf -s
echo
"</HTML>"
else
#
#SUBMIT
# (Actionに指定がある場合は電子メールを発送する)
TMP=/tmp/form_mail.$$
以下省略
図5 HTML形式で書かれたシラバスの原稿の例
<!--
富阪幸治 他 情報教育論 教育人間科学部 -->
<html><head>
<title>シラバス原稿</title>
</head><body>
<center>
<TABLE
BORDER CELLSPACING=1 CELLPADDING=6 WIDTH=636>
<TR><TD
WIDTH=17% VALIGN=TOP>
<FONT
FACE=平成明朝W3 LANG=JA><P ALIGN=JUSTIFY>講義番号</FONT></TD>
<TD
WIDTH=36% VALIGN=TOP>
<FONT
FACE=平成明朝W3 LANG=JA><P ALIGN=JUSTIFY>授業科目</FONT></TD>
<TD
WIDTH=8% VALIGN=TOP>
<FONT
FACE=平成明朝W3 LANG=JA><P ALIGN=JUSTIFY>単位</FONT></TD>
<TD
WIDTH=8% VALIGN=TOP>
<FONT
FACE=平成明朝W3 LANG=JA><P ALIGN=JUSTIFY>学期</FONT></TD>
<TD
WIDTH=30% VALIGN=TOP>
<FONT
FACE=平成明朝W3 LANG=JA><P ALIGN=JUSTIFY>担当教員</FONT></TD>
</TR>
<TR><TD
WIDTH=17% VALIGN=TOP>K0102</TD>
<TD
WIDTH=36% VALIGN=TOP>情報教育論</TD>
<TD
WIDTH=8% VALIGN=TOP>2</TD>
<TD
WIDTH=8% VALIGN=TOP>2期</TD>
<TD
WIDTH=30% VALIGN=TOP>富阪幸治 他</TD>
</TR>
</TABLE>(以下略)
|
図6 Perlを用いたCGIによって参考にするシラバスを読み込んだ後のフォームの様子(一部)。