空間1次精度のスキームでは風上側を含んだ差分を取る必要がある。すなわち、 に対しては後退差分、
を に対しては前進差分、
を取る必要がある。 このようにとるスキームを1次精度風上差分とよぶ。 これは、1つの式で書くこともできて、
が、の時はと等しく、の時は0となること は容易にわかるだろう。 は、の時はと等しく、の時は0となる。 数値流束は
となるが、この式は
のようにも書き直せる。