磁気リコネクション研究の最前線と今後の展望


日時:2016年3月28日(月)-29日(火)

場所: 国立天文台三鷹キャンパス講義室(中央棟1階)
     http://www.nao.ac.jp/contents/access/mitaka/naoj-mitaka-map-color-201402.pdf

主催:・自然科学研究機構・自然科学研究における国際的学術拠点の形成
     シミュレーションによる「自然科学における階層と全体」

    ・東京大学大学院新領域創成科学研究科・日本学術振興会先端拠点形成事業
     「実験室と宇宙のプラズマの自己組織化に関する国際連携」
     (第24回実験室と宇宙のプラズマの自己組織化に関する若手セミナー、第24回ひので−実験室研究会

[ホーム] [招待講演者] [参加登録] [参加者] [プログラム]


 磁気リコネクションは、磁化プラズマ中で磁気エネルギーをプラズマの運動エネルギーにすばやく開放することができる物理機構として、半世紀以上にわたって天体プラズマや惑星磁気圏プラズマ、核融合プラズマを対象とする多くの研究者の注目を集めてきました。それにも関わらず、今なお多くの未解明問題が残されています。これまでの磁気リコネクション研究は、現象の時間・空間スケールや観測手法の違いから、太陽・地球磁気圏・実験室それぞれにおいて独立に進められることが一般的でした。しかし、最近の太陽観測の高精度化、地球磁気圏におけるデータの蓄積と複数衛星観測、それにプラズマ実験装置の大型化などにともない、これらのスケールギャップは縮まりつつあります。また、計算機性能の大幅な向上にともない、大規模数値シミュレーションによる理論モデルの構築も進んでいます。このような背景から、普段は異なる分野で活動している研究者が互いに意見交換する機会を持つことは非常に有意義であると考えられます。そこで、本研究会は、さまざまな分野から磁気リコネクションもしくはその関連現象を対象とする研究者が一堂に会し議論する機会を提供します。特に、今回は、若手研究者を中心に招待講演をお願いし、自身の研究の将来展望も含め、分野間の共同研究につながるような話題にも可能な限り言及していただく予定です。本研究会に興味のある方の多数の参加をお待ちしています。

なお、本研究会は『第24回ひので−実験室研究会』を兼ねています。

世話人:
藤本桂三(国立天文台), 小野靖(東京大学)
富阪幸治, 櫻井隆(国立天文台)
堀内利得, 石黒静児, 宇佐見俊介 (核融合科学研究所)
井通暁 (東京大学)


問合せ先:

藤本桂三
E-mail: keizo.fujimoto [at] nao.ac.jp
Tel: 0422-34-3900 (3495)

Last updated on 2016/3/27