*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 理論懇ニュース 2008年第2号 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 2008年4月26日 発行: 理論天文学宇宙物理学懇談会事務局 内容: 春の学会での天文・物理部会の議事要録 物理部会 日時: 2008年3月24日(月)17:00−18:00 場所: 近畿大学 理工学部 天文部会 日時: 2008年3月26日(水)12:00−13:00 場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター 報告: 1.事務局からの報告 2.国立天文台からの報告 3.基研からの報告 議題(部会後の運営委員会で議論になったものも含む): 1. 長期会費滞納者の取り扱いについて 2. 5年一括納入に関する海外在住者の取り扱いについて 3. 理論懇収入の使途について ########################################################### 報告 ########################################################### 1.事務局からの報告 ○会計報告(2008年3月20日現在) 前回報告分       1,515,118円 理論懇シンポ経費    -123,925円 文具(領収書) -304円 会費納入(125件) 1,102,160円 ----------------------------------------------- 残額        2,493,049円 2.国立天文台からの報告 ○人事関係 ・転出 国立天文台研究員 井上 進 → 京大PD 川勝 望 → 学振(天文台) 西合 一矢 → CfCA研究支援員 ・採用 天文シミュレーションプロジェクト助教(3月14日締切) 現在選考中 研究員 (一般枠:任期3年) 井上 剛志(京大)、関口 雄一郎(東工大)、當真 賢二(京大)、安武 伸俊 (早大) 研究支援員 西合 一矢(天文台研究員)、道越 秀吾(もと京大)、松井 秀徳(北大) 専門研究職員 小川 忠(天文台研究支援員)、杉山 耕一朗(九州大) ○理論研究部スタッフのCfCA常任化 これまで大型計算機の共同利用等を業務とする天文シミュレーションプロジェク ト (以下CfCA)は理論研究部の一部の職員が併任として運営してきたが、 2008年度以降、理論研究部スタッフ全員とデータセンター伊藤氏がCfCAの 常任となった。 CfCAの名称変更に関しては検討中。 ○理論研究部滞在型研究員募集 国立天文台理論研究部では2008年度より理論研究部に滞在して所属スタッフと 共同で研究する滞在型研究員制度を発足させることにしました。 対象は (1)我が国の研究機関に所属する天文学および周辺分野の理論研究者 (大学院生、ポスドク研究員、常勤研究者を問いません)で、 (2)国立天文台三鷹キャンパス理論研究部におおよそ2週間〜1ヶ月間滞在し、 理論研究部所属スタッフ(ポスドク研究員、大学院生を含む)とともに研究手法 を 研修したり、共同で研究を行う方 を審査の上で採用します。 3.基研からの報告 (1) 人事 所員人事 <退官・異動> 二宮 正夫(素粒子) 2008.3.31付定年退職 (岡山光量子科学研究所所長 へ) 国広 悌二(原子核) 2008.3.31付異動 (京都大学大学院理学研究科教授 へ) 嶺重 慎(宇宙)    2008.3.31付異動 (京都大学大学院理学研究科教 授へ) <着任> 田中 貴浩(宇宙、教授) 2008.4.1着任予定 (京都大学大学院理学研究科准教授より) 大西 明(原子核、教授) 2008.4.1着任予定 (北海道大学大学院理学研究院准教授より) *教授(宇宙物理学(理論))公募中 締め切り2008年6月30日 外国人客員教授 2008年4月1日〜6月30日 (予定) Renata Kallosh (Stanford Univ.:素粒子) 2008年7月19日〜10月18日 (予定) Andreas Schafer (Univ. of Regensburg:原子核) 2008年9月1日〜2008年11月30日 (予定) Douglas C. Heggie (The Univ. of Edinburgh:宇宙) 2009年度予定(宇宙抜粋) David Graham Wansds (Univ. of Portdmouth) 非常勤研究員(宇宙抜粋) 早崎 公威 (宇宙)  2008. 4. 1〜 2009. 3. 31(継続、2年目) 非常勤研究員(科研費)(宇宙抜粋) Flachi, Antonino (宇 宙) 2008. 4. 1 〜 2010. 3. 31(継続、2年 目) 柳 哲文  (宇宙) 2008. 4. 1 〜 (新規) (2) 平成20年度特別教育研究経費(拠点形成)継続 クォーク・ハドロン科学の分野及びストリング理論から物性、宇宙論に わたる周辺の学際的研究テーマについて、世界中の研究者が参加する 長期滞在型国際共同研究プログラムを組織し推進 A.アドバイザーとして特任教授採用:矢崎 紘一氏 B.2008年度国際滞在型研究会2件(YKIS08、西宮湯川ワークショップ) C.国際モレキュール型プログラム:コアとなる外国人を2週間以上招聘し、 グループディスカッションを行うプログラム。2007年度は素粒子、宇宙で 各1件開催。2008年度からは、所外からも応募可能。 2008年4〜6月にインフレーション宇宙をテーマに開催予定(コアメンバーは Andrei Linde、Renata Kallosh、佐々木 節) D.ホームページ http://www2.yukawa.kyoto-.ac.jp/~yipqs/index.html E.国際滞在型研究会 2008年度 物性、素粒子 2009年度 物性、原子核、素粒子(予定) (3) 2008年度前期研究計画 宇宙からの申請は第38回天文天体物理若手夏の学校のみ。 (4) 湯川記念館改修工事 平成19年度に耐震改修が行われることが決まり、あわせて1階中庭に定員150名 程度の大講演室を設計するなど増改築中。2008年6月初旬に完成予定で、完成 記念セミナーを企画中。 (5) 21世紀COE、グローバルCOE 21世紀COE「物理学の多様性と普遍性の探求拠点−素核・物性・宇宙を統合して 推進する研究と教育−」(京大院・理学研究科物理学・宇宙物理学専攻などとの 共同拠点、平成15年度採択)は平成19年度が最終年度。 グローバルCOEに理学研究科とともに申請中。 (6) 運営関係 委員会 2008年5月16日 第150回運営委員会 2008年9月19日 第151回運営委員会 2008年7月11日 第7回共同利用委員会 所長・副所長について 所  長 江口 徹氏(2007年4月1日より任期2年) 副所長 静谷 謙一氏(2008年4月1日より任期1年) 運営委員(宇宙) 2007年8月1日より任期2年 須藤 靖(東大院・理) 杉山 直(名大院・理) <所内>佐々木 節 田中 貴浩 共同利用委員(宇宙)  2007年1月1日より任期2年 横山 順一(東大院・理) 犬塚 修一郎(京大院・理) <所内>長滝 重博、他分野8名(所長+他分野7名) ################################################################# 議題(部会後の運営委員会で議論になったものも含む) ################################################################# (1)長期会費滞納者の取り扱いについて 事務局から長期滞納者の取り扱いについてルールを決めてほしいという 要望があり、以下のような方針で議論を進め、年末の理論懇総会時に 承認を得た上で会則に追加することを目指すことになった。 「事務局はその任期中に、会費滞納者の確認を行い、電子メールなどで督促を行 う。 特に、前年度までの過去5年間以上(海外在住による免除期間を除く)にわたり 会費を滞納している場合で、催促をしても一ヶ月以上納入が行われない、 あるいは連絡がとれないものは自動的に退会とする。なお、再入会は、 過去の滞納分を納めなければ認めない。」 (2)5年一括納入に関する海外在住者の取り扱いについて 5年一括納入割引で会費を納入していた会員が海外在住による会費免除申請を した場合、海外在住期間については5年のうちに数えないという方針が運営委員 の間で合意された。これも理論懇総会時に会則へ追加する方針。 (3)理論懇収入の使途について 理論懇会計の残高が多いので、使途を考えるべきではないかという意見が出た。 事務局からは、最近の残額の急増は過去の滞納分および最近導入された5年 一括会費の徴収による一時的なものであり定常的な年収はこれよりも少ないの で、 現時点で早計に大半を使用してしまうのは問題であるとの回答があった。 この件についてはしばらく様子を見ながら使途を検討することになった。