、密度
、長さ
の等密度フィラメントの軸上の重力を計算する。
、
、
、
にある質量
が
方向に
の距離に作る重力場は、図1左のように計算して、
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(1) |
の円盤状の質量が
だけ離れた点に作る円盤に垂直な加速度成分は、
と書き表せる。ここで、
と置いた。
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図1右でわかるように、
の位置の重力は、
と
の部分は打ち消し合うので、
から
までの重力の合力となる。
式(2)で、
は
、
は
に対応するから、
は
ここで、
のもとに、これを展開して整理すると、以下のようになる。
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|
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||
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(4) |
は、線質量を表す。
また、式(3)を
ここで、
をパラメータとして、
に対して、中括弧内を図示すると
図2のようになる。
端点に向かって重力加速度が増加する様子がわかる。
とすると、式(5)は、
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|
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(6) |
の場合、
は
によらず、
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(7) |
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上記では一様密度
の円柱に働く自己重力を考察したが、
本論文では、様々な初期半径分布
を検討している(図2右)。
等温平衡解はStod kiewicz (1963)やOstriker (1964)により、
、で与えられているが、この解で
シャープに打ち切った
(図2右でOstriker)や、
(図2右でOstriker SE)を数値ポアソン方程式解法で解くと図2右のようになる。