JCMT Science Workshop


JCMT JCMT JCMT

(copyright JCMT)


JCMTサイエンスワークショップを以下のように開催します。 多数の皆様の参加をお待ちしております。 参加申し込み締め切りは1月7日です。
日程:January 19-21
場所:国立天文台三鷹キャンパス 講義室

1. 背景と目的


James Clerk Maxwell Telescope (JCMT)は口径15メートルのサブミリ波単一 望遠鏡で、1987年よりハワイ、マウナケア山頂にて観測を行ってきていますが、 これまでのUKとカナダにより運営は、2015年1月をもって終了し、

2月1日よりは、東アジア天文台(EAO)による運用が始まります。

そのような状況の中、JCMTを用いたサイエンスケースを議論するワークショップ を2日間にわたり、去る9月に開催いたしました。このワークショップでは 主要なレガシーサーベイをリードする研究者に講演を行っていただき、 レガシーサーベイの現状を理解するとともに、将来のレガシーサーベイの方向性を 議論しました。また、主要な研究分野から何人かの日本の研究者を招き、各分野で どのようなサイエンスが展開できそうか、既存の望遠鏡との 科学的シナジーも含めて講演していただきました。 前回の会議の詳細については こちらをご覧ください。

2月1日からの実際の運用を前に、サイエンスケースをより具体化する目的で、 JCMTサイエンスワークショップ第2弾を開催することになりました。
今回のワークショップでは、以下の点について集中的に議論をします。

ー2月1日から始まる運用プランの具体的な内容
ー2015年中頃から開始する、東アジア主導の大型サーベイの具体的内容
ーPI観測のためのコラボレーションの具体化


今回もUKやカナダから主張なユーザー何名かにも参加していただき、 UKやカナダのユーザーも巻き込んだ形でのサーベイの議論ができるように したいと考えております。
また、これらの議論に加えて、 JCMTのサポートサイエンティスト3名を 招き、 JCMTの各装置の概要、観測計画の立て方、プロポーザルの準備の 仕方などのレクチャーをお願いすることにしています。また、各ユーザーが サポートサイエンティストにより具体的に相談できるよう、21日には サポートサイエンティストによる、JCMTヘルプデスクを開設します。
なお、JCMTのサポートサイエンティストは以下の3名です。
Jess Dempsey
Harriet Parsons
Per Friberg

参加申し込みにつきましては、近日中に改めてアナウンスいたしますので、 まずは日程を確保していただきますよう、お願いいたします。 また、潤沢ではありませんが、国内旅費サーポートも可能です。必要な方は参加申し込み時に 申請をお願いします。
2. JCMT科学運用の具体的内容
2月1日からのJCMT科学運用の具体的内容に関しては、現在、 EAOボードやJCMTボードで議論を重ねているところです。 12月末までには、その具体的内容についてお知らせできるように したいと考えております。そこでここでは現在議論されている内容の 概要をお知らせするに留めます(あくまでイメージを持っていただく ためのお知らせであり、内容が大きく変更することもありえますので、 ご承知おきください。)。
ー2月1日から数ヶ月間(例えば5月末まで)は、初期運用期 (移行期間)とし、通常の科学運用は行わない。その代わり、 ショートPIプログラムやパイロットサーベイを行い、 通常の観測の準備を進める(特に新規ユーザー)。 観測プログラムの決定方法は現在検討中だが、通常のプロポーザル 審査は行わない。また、観測装置の新規機能立ち上げ(Scuba2偏光観測など) を行う。
ー今年の中頃(例えば6月1日)からは、通常の運用(サーベイと PI観測)を行う。観測プログラムはプロポーザル審査を経て決定する。 プロポーザルのコールは2月1日頃を目指し、締め切りは3月1日頃を 想定(これらの日付については不確定性が大きいことに注意。)。
ー観測にあたっては、観測者はマウナケアに来る必要はなく、観測は 基本的に事前に用意された観測スプリプトに基づいて行う。
なお、JCMTの観測装置概要やレガシーレーベイも含む最新の観測成果等に関しては、以下のサイトをご覧下さい。
Avilable Instruments
publications
Sience

また、EACOAに関しては以下のサイトをご覧下さい。
EACOA

3. 世話人(敬称略)


有本信雄(国立天文台)
大西利和(大阪府立大)
中村文隆(国立天文台)
大橋永芳(国立天文台)
Sheng-Yuan, Liu (ASIAA)
Ming-Tang Chen (ASIAA)
Ho, Paul (ASIAA/EAO)
Li, Di (NAOC)
Gao, Yu (PMO)
Shen, Zhi-Qiang (SHAO)
Min, Young Chol (KASI)
Kim, Jongsoo (KASI)

4. 参加申し込み

参加を希望される方は、Registrationのページに必要事項を記入し、送付してください。 締め切りは1月7日とします。



update: July 2st, 2014