三体問題における振動解の存在
The existence of oscillatory motions in the three-body problem
K. Sitnikov, Dokl. Akad. Nauk. SSSR 133(1960), 303-306
この論文ではニュートン重力相互作用のもとで運動する三体系を考え、振動現象を
起こす三体系を構築する.振動運動とはt --> ∞のとき物体(1)と
(2)の距離が有界で、これらと物体(3)の距離が非有界でしかも無限にはならない
運動である.この問題は、各種の近似において長軸の不変性に関するラグランジュ
およびポアッソンの定理から提起された[1,2].はじめに物体(3)が無限小の質量を
持つときの制限三体問題でこのような系を構成し、次に物体(3)が有限だが任意に
小さい質量を持つ場合を考える.
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