圧力容器に仕切りを設けその片方に高圧の気体を反対側に低圧の気体を 封入し、その仕切りを取り除いた時に、管の中に衝撃波が発生する(場合がある)。 これを扱う問題を衝撃波管問題といい、解析的に解くことができるので 遷音速ながれの計算法のチェックに用いられる。
ここではの気体を、
で、静止状態に置き、中間のしきりをはずしたあとに 生ずる流れを計算することにする。 図3.1の実線は、解析的に求めた密度と圧力の分布を 示している。 もっとも右側に見える飛びは、右向きに進んでゆく衝撃波面、 圧力は連続で、密度にのみ飛びを持っているのが接触不連続面、 左側には希薄波が進行している。