地球軌道要素の永年摂動と気候変動の天文学理論
Secular perturbations in the elements of the Earth's orbit and the astronomical theory of climete variations
S. G. Sharaf and N. A. Budnikova, Trudy Inst. Theor. Astron. SSSR 14(1969), 48-84



この論文では気候変動の天文学理論の第二段階の結果を扱う (第一段階の結果はITA Bulletin Vol.11, No.4(1967), 127に発表した). 地球軌道要素の永年変化に依存して地球の受ける太陽放射の変化に関する問題を 考察する. 気候変動の天文学理論の理論的基礎について述べる. 地球軌道要素の永年変化を1950.0の3百万年前から百万年後まで表にした. 南北両半球の緯度65度における太陽放射の永年的ふるまいを同じ 期間に対して(標準的単位で)表およびグラフの形で説明し, また3千万年前から百万年後 まではグラフで説明する(等価緯度で). 大気上端への日射量の変動と陸地の平均的高さでの気温変動の関係を調べる.

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