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中間値を左側の値で決まる
と右側の値で決まる
の和として
を考える。
これは、右向きに進む波の成分
と左向きに進む波の成分
に
分解することに対応している。
マッハ数が1を越える場合は、M>0の時は
で
、
またM<0の時は
で
となるように、
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(8) |
のようにする。ここで、マッハ数が1以下の場合の関数
については
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(9) |
のようにとるが、これは次のような性質をもっていればよい。それは
- 1.
-
,
- 2.
-
で
,
- 3.
-
はMに対して単調増加関数であること、
- 4.
- 対称性から
であること、
- 5.
-
は連続で微分可能であること。
式(9)の関数をいくつかのの
値についてプロットすると、図1のようになる。
図:
のマッハ数(-1<M<1)による変化。
実線は、点線はの場合。
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このようにして決まる
から得られるMj+1/2を用いて、
流束E(c)を定めれば良い。
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(10) |
cj+1/2についてはLiou (1995 AIAA-95-1701-CP)では、
別のとり方を推奨しているが、
以下の計算例ではcj+1/2についても風上の値をとったものを示した。
図:
のマッハ数(-1<M<1)による変化。
実線は、点線は
の場合。
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Kohji Tomisaka
平成12年2月21日