1次元三体問題の三体衝突

    谷川清隆, S. ミッコラ
Celestial Mechanics and Dynamical Astronomy誌, 76巻, 23-34(2000).

一次元ニュートン三体問題において粒子の運動を初期値の関数として考察した. 軌道を記号列へと写像することにより, 三体衝突にいたる初期値を見つけた. この初期値集合が曲線をなすことが判明した。また初期値に敏感に依存する 運動領域に明確な構造のあることを示した. 三体衝突軌道を見つけたことに 加え, 過去にも未来にも三体衝突する軌道, すなわち, 空間的にも時間的にも 有限な軌道の場所も特定した.

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