国立天文台 理論研究部

大須賀健助教が平成24年度 第17回 日本天文学会欧文報告論文賞を受賞


国立天文台理論研究部の大須賀健助教が、 平成24年度 第17回 日本天文学会欧文報告論文賞を受賞しました。 この賞は Publications of the Astronomical Society of Japan に出版された論文のうち, 独創的で天文学分野に寄与の大きい、特に優れた論文の著者に授与されるものです。 2013年3月21日、埼玉大学で行われた天文学会春季年会にて表彰式が行われました。

論文題目

“Global Radiation-Magnetohydrodynamic Simulations of Black-Hole Accretion Flow and Outflow: Unified Model of Three States”

著者名

大須賀健 他3名(K. Ohsuga, S. Mineshige, M. Mori, Y. Kato)

出版年等

2009 年、Vol.61、pp.L7-L11.

欧文報告論文賞の趣旨

Publications of the Astronomical Society of Japan に出版された論文のうち、独創的で天文学分野に寄与の大きい、特に優れた論文の著者 (共著の場合はすべての各共著者)に授与する。

受賞理由

本論文は、大局的二次元輻射磁気流体力学シミュレーションにより、磁気乱流生成と輻射輸送過程を磁気流体の運動と同時に自己矛盾なく解き、ブラックホール周辺の降着と噴出流の統一描像に関する理解を大きく前進させたものである。その優れた成果により2012年度欧文研究報告論文賞を授与する。