国立天文台 理論研究部

Research Highlights

原始惑星系円盤HL TauのALMA偏光観測


惑星は、原始惑星系円盤と呼ばれるガス円盤の中でダストが合体成長することで形成されます。そのため、成長中のダストがどのくらいの大きさを持つのかを原始惑星系円盤の観測から制限することができれば惑星形成理論を発展させることができます。我々は、2015年に原始惑星系円盤のミリ波偏光観測を用いると散乱起因の偏光を受けることができ、そこからダストのサイズを測れるという理論を提唱していました。今回我々は、HL Tauという惑星が作ったと見られるリング状の放射が確認されている原始惑星系円盤のALMA偏光観測を行いました。その結果、ミリ波の偏光は従来思われていたような磁場によるダスト整列ではなく、輻射場によるダスト整列と、我々の提唱していた散乱起因の2つが組み合わさって起こっていることがわかりました。また、散乱由来の偏光成分の解析から、成長中のダストサイズは100ミクロン程度であることがわかりました。
(2017/07/27)

"The evidence of radio polarization induced by the radiative grain alignment and self-scattering of dust grains in a protoplanetary disk"
Kataoka et al., ApJL, in press [arXiv]
片岡 章雅 [personal webpage]



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